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コンセプト

顔を見て、互いの価値観を尊重しながら関わり合う

1.月1回または隔月の開催

ケア・カフェは月1回もしくは隔月での開催が基本スタイルです。これは定期的な相談の場を作りたいから。医療や介護、福祉の現場は待った無しですから「来年の研究会で〜」で済ませずに“あの場所に行けば仲間がいて相談できる”安心の場を作りたいのです。

2.カフェのような雰囲気

雰囲気によって討論が進みやすくなったり、逆に阻害することになったりします。学校の教室のような堅苦しい場所ではなく、反対に荘厳なシャンデリアのあるようなところでもなく、適度に打ち解けられる場所でケア・カフェは行われます。

3.少人数での話し合い

ケア・カフェでは1テーブルに4名、多くとも6名までの少人数で話し合いが行われます。人数が増えると「話せない」人が出てきてしまいます。誰もがフェアに意見を出したり話し合ったりできる場がケア・カフェです。

4.自由に書き込み

ケア・カフェでは各テーブルに模造紙など大きめの紙が用意されています。話しながら自由に書き込んでいきましょう。何を書いても(描いても)OKです。会話の内容、思いついたこと、いたずら書きもOKです。「話すこと」と「書くこと」、この両方で脳が活性化されることが期待できます。

5.テーマは大きく!

ケア・カフェで提示されるその日の「テーマ」はとても大きなものになります。例えば「高齢者」「心のケア」「子供の問題」など。そのテーマに関連したことであれば、何を話し、何を相談しても良いことになっています。

6.持ち寄りの精神

ケア・カフェは井戸端会議的な持ち寄りの精神で成り立っています。カフェですから、コーヒーやスナックを食べながら話し合うわけですが、それらはお客さん(ケア・カフェでは参加者のことを「お客さん」と言うことがあります)の持ち寄りです。現代社会で忘れ去られがちな「相互扶助」の体現の場がケア・カフェといってもいいかもしれません。

7.方法は変わっていくことも?

目的やその時の状況に応じてケア・カフェの方法は変化する可能性があります。例えば同じ職種の人の交流を深めたいという目的があれば、あえて同職種を同じテーブルにかためるということもあるでしょう。また、全体のテーマをより具体的にして、その日はどのテーブルも同じテーマに取り組むというのもアリです。こうした自由度があることもケア・カフェの特徴です。